あたらしい時間

「2号」をやっていた人と久しぶりに逢いました。
下心なしで。

でも、ダメなんだそうです。
逢うと、気持ちを抑えきれないらしいです。
男の人ってムズカシイ。

彼氏が浮気をしても、風俗行っても、
許してあげてね。
って良く言われます。
もちろん許すつもりでいますが、
そんなことする人に見えないんですけどね。
って言うと、彼氏を知らない人みんな
「そんなことない。男は彼女以外の女とヤりたくなるモンだ」
と言います。
そうなんですかねぇ?

ひと

ひとを好きになるってなんでしょうね
いまの彼氏が好きなのかよくわかりません
でも、「あぁ、いいなぁ」って思える瞬間が多いってことは、
それは好きなんだと思います
もちろんダメなところもいっぱいあります
「俺のどこが好き?」
とか、
「俺の良いところってどこ?」
なんて質問には答えません
だって、あなたのキラっと光る部分は
どれかひとつだけではないのですから

それは誰だって同じです
恋人だって、
友達だって
そのひとの良い部分を、
たった一個だけ言うなんて
できません

時々、
「波留の●●なところが好き」
と、言ってくれる人がいます
例えば、「元気なところが好き」と言われると、
その人には元気ないところを絶対に見せなくなります
だから、好きな部分とか、良い部分なんて
聞かない方がいいと思います。

もうどのくらいだろうか

生きているのか、
死んでいるのか、
分からない環境の中、
もがいてくらしております。

やることがないわけじゃない
やりたいことがないわけじゃない
それでも、ヒトは生きているだけで消耗する

それがたまらなく嫌になる

うそみたいなほんとうのはなし

「そこんところ詳しく聞かせて」
と、言っていたやからが、「そこんところ」を聞きにやって来た。
新年早々ご苦労なことだ。
嫌な事は早めに済まそうという魂胆なのだろうか。
今の人と一緒にいたいと思った理由。
それはまだ分からない。
なにも説明はできないけれど、ただただ、一緒にいたいだけだ。
たぶん、あまえているだけ。
許してくれる彼に、全力であまえてしまっているだけ。
迷いがないと言ったら嘘になる。
でも、前みたいな深い迷いはない。
ペラペラのうすっぺらな「どうしよう」だけがある。
だったらいいのかも知れない。
「芽汲を覚えていますか?」
その一言に「ごめん」も言わず、「それに関してはいいわけはしない」とカッコつけた横顔を、平手打ちでもできたら幸せだったのかもしれない。
涙もでない。
出たとしても、いったいだれに話せばいいのだろうか。
誰に、「つらい」とこぼせばいいのだろうか。
僕なんて、死んでしまえば良い。
痛烈に思うわけだ。
これに関してだけは甘えてはいけない。
これに関してだけは、彼に甘えてはいけない。
一番つらいのは彼だ。

僕は自由に生きたい。
その裏側にあるのは、私は一人で生きたいという事。
なにも聞かず、誰とも関わらず、ひっそりと死んでしまいたい。

きんがしんねん

彼氏殿が、こどもがいる夢を見たそうだ。
年が明けた深夜に目が覚めてのたもうたという事は、それは初夢なのだろうか。
だとしたら、彼にとっては何とも幸せで、僕にとっては冗談みたいな初夢だ。
「誰との子だろうね」なんてシャレが言えたら、もっと不幸なのだろうけれど、なんとも滑稽で、そんな事も口に出せなかった。
こどもの前に結婚があるわけで、それさえも拒んでいる私は、結局こどもから逃げたいだけなのだろう。
いろいろあった1年が終わった。
息吹も芽汲も元気であって欲しい。
新しい手帳に、初めて「芽汲」と書き記した。
思えば1年半もたってしまった。
12月26日はわんわん泣いた。泣いて泣いて、泣いて、結局、黙った。
悲しみを共感してくる人が誰もいない虚無感に、結局、黙った。
また新しい年が始まる。
8月の暑い日、弟が「俺、息吹も芽汲も覚えているよ」と言った。
それだけで幸せなんだと思う。
誰かが覚えていてくれる。
僕も覚えている。
毎年やって来るこの日、一緒に泣いてくれる誰かと、僕は一緒にいたい。